舞台で失敗したら怒られる?
まあ、一般的には
舞台で失敗したら
怒られることが多いかもしれませんね
でも
それについて私は思うことがあります
『過ぎたことを怒ったって仕方ないじゃん』
です
過去は変えられません
大事な場面で間違えてしまった生徒を
怒る気持ちは
私にはありません
だって
それまで一生懸命練習してきた姿を知っているから
失敗してしまったことを一番悔やんでいるのは
本人の筈です
それを
傷口に塩を塗るように
痛めつけて
何の意味があるのでしょうか?
私は本番まで
生徒たちの成長に合わせて
アドバイスしたり
行くべき方向を示し
自分で考えて練習出来るように指導します
『先生に言われたから』
『先生にこうしないと怒られるから』
と、思いながら生徒たちが稽古するのでは
生徒たちは私の作品を踊る人形です
『先生がこう言っている意味はなんだろう?』
『どうしたら先生みたいに動けるのだろう?』
と
練習の間中考え
自分の感性を磨いて欲しいのです
そうなってもらえるように
日々指導しているので
私の生徒は
私が考えごとをして
レッスンが中断すると
勝手に
自主練を始めてしまいます
生徒それぞれに
沢山の課題と
大きな目標が明確に見えているからです
だから
そこに向かってばく進中の生徒に
『ほら、あそこに行かなくちゃ』
と言う必要はないのです
なので
目標の舞台に向かって
物凄く練習したけど
間違えてしまった生徒に
怒る必要はないことが分かりますよね?